DUTCHWESTの
燃焼方式とテクノロジー
キャタリティックコンバスター
（触媒）の働きと効果
世界最高峰のクリーンな排出ガスを誇る
キャタリティックコンバスター
地球温暖化の原因となっているガスには様々なものがあります。なかでも全体の76％を占める二酸化炭素(CO2)が、もっとも温暖化への影響が大きいガスです。煙である未燃焼ガスには、そのCO2 が大量に含まれています。昔ながらの薪ストーブは、薪が一次燃焼して煙はそのまま屋外へ排出されていました。このことにいち早く対応したダッチウエストは、多額の研究費用を投じて、1984 年にキャタリティックコンバスターを世界で初めて搭載することに成功しました。未燃焼ガスを燃やすには、通常600℃以上の熱が必要ですが、キャタリティックコンバスターを使用することで、220℃でキャタリティックコンバスターが発赤し、燃やすことができます。煤や粒子状物質、においの元となる成分を焼き尽くし、住宅街でも安心して使用できます。
ダッチウエストのキャタリティックコンバスターは”空気浄化発熱触媒”を行うため、ステンレススチールにレアメタルであるパラジウム等を付着させています。キャタリティックコンバスターを用いない従来の燃焼方式の薪ストーブでは薪がすぐに燃え尽きてしまいますが、キャタリティックコンバスターを用いると、暖かさを長時間保つことができます。このパラジウムは熱エネルギーとの相乗効果で強力な温熱効果が得られます。身体の芯から暖かさが感じられます。
理想的な所にある
キャタリティックコンバスター
キャタリティックコンバスターが上部にある利点
①煙が自然な流れで無理なくキャタリティックコンバスターを通り、煙突から排出される
②バッフルを設けることができ、直火でキャタリティックコンバスターを破損させる恐れが少ない
③キャタリティックコンバスターを高温の火床から離して設置できる
④キャタリティックコンバスターからの熱をインナートップを通じて、サイドパネルヘ逃している
⑤コンバスターエアーダイヤルからの二次燃焼用空気で、キャタリティックコンバスターを冷やすことができる
⑥プローブ温度計でキャタリティックコンバスターの温度を監視できる
⑦キャタリティックコンバスターの交換、メンテナンスが容易にできる
メンテナンス性の良さ
メンテナンスがしやすい構造も大きな特徴の一つです。トッププレートを外すとリフラクトリーが現れます。この下にキャタリティックコンバスターとエアーディストリビューターが現れます。キャタリティックコンバスターの状態がすぐに確認でき、メンテナンスが容易です。
対流熱を発生させるコンベクション構造
他に例を見ない贅沢な鋳鉄の二重構造
ダッチウエスト独自のシステム
鋳鉄をふんだんに使用し、輻射熱と対流熱を利用した複合型システムです。ストーブを鋳鉄で二重構造にすることで、輻射熱と対流熱のコンビネーションで熱をより遠くへ運び、部屋の隅々まで暖気を行き渡らせます。
コンベクションシステムの構造
”ストーブ・イン・ストーブ”。ストーブの中にもうひとつストーブがある構造です。構造が複雑で、製作には手間がかかりますが、これにより輻射熱と対流熱を生む絶妙なバランスを持ったストーブが生まれます。ストーブ底面から吸い込まれた冷気は、ストーブ背面で暖められ、次いでストーブ上部より温風となって前方へ吹き出します。二重構造なので、ストーブ底面と背面の外側温度を下げることができ、安全性が高まります。鋳鉄の使用量が増えることで、蓄熱性が非常に優れ、常に温度変化の少ない熱をより遠くまで放出し続けます。
